即興詩 †Bloody Dream†

 夜毎求める夢の中
 今宵お前の寝床に忍び込み
 その細い首筋に爪立てて
 悲鳴の彩る闇の中
 歓喜をむさぼり夜を喰らう

 溢れる鮮血 生命(いのち)の色に
 くらくらするよな昏い衝動
 期待と欲望入り交じり
 果て無き悦びむさぼって
 もっと高みを望んでる

 生命は朱 朱は血肉
 全ての栄養の源と
 全ての快感の始まりと
 生命の息づくその朱に
 全ての種子が眠ってる

 お前は知ってる?この喜びを
 お前は知らない この喜びを
 この快感を
 生命が溶け込み我が物になるこの喜びを
 温かな朱が確かに今糧となる

 だけどお前は美しいから
 だけどお前が愛しいから
 無垢なるお前 優しいお前
 今夜お前に爪立てて
 永久に我が物とするかそれとも
 この我が血をお前に分け与え
 お前にもこの喜びを与えてやるか
 心は未だに決まらない

 夜毎求める夢の中
 それでも爪は虚しく空(くう)を切る