挿入詩 †肉を纏ったボンレスハム†

人と同じで在りたいか
誰かと同じで在りたいか
標準と言う名の脱個性
それがお前の安息か

そんなかりそめの平穏のため
心殺して言葉殺して
お前は一体何を見る
お前は一体何処へ行く

肉を纏ったボン・レス・ハム
お前は只の肉塊で
笑い声さえ作り物
泣き顔さえも借り物さ

周りに溶け込み息を付く
浮いていなけりゃ上出来さ
コピーだらけの量産機
個性があれば不良品

木の葉を隠すにゃ森の中
隠す必要ない癖に
それでも一人かくれんぼ
上手く隠れて安堵する

肉を纏ったボン・レス・ハム
ちょっとの違いも笑われるから
ピエロのように笑うのさ
おどけた裏で泣いてても

迫害されよ個性人
一握りの人間以外
皆総じて群衆の人
全てが同じ平均値

それは全てがプログラム
感情さえも演算結果
クローンだらけのこの社会
出る杭打たれて背比べ

肉を纏ったボン・レス・ハム
スポイルされても気付かずに
従順で便利な量産機
同じ顔で笑うだけ

肉を纏ったボン・レス・ハム
カメレオンのように溶け込んで
まやかしの安息浸ってる
目立たなければ襲われない