即興歌 †悠久の大地〜ラグナロク〜†

遥けき時の向こうより
悠久連ねし その大地
神代の戦も知らぬまま
過ごせし人にも幸いあれと

幸い有れよ 幸い在れ
数多の痛みも知らぬまま
無垢なるままに過ごし在れ
次なる痛みも知らぬよう

風はいとも柔らかに
そよけきその手で撫でるれば
草木も花も獣すら
瞳を伏せて寛ぎぬ

森の懐抱かれて
神秘の草も輝きぬ
流るる滝の水音も
幻想添えて ラグナロク

幸在れ幸在れ 健やかに
切り離された時間の中で
今を頼りに輝けよ
今を確かに輝けよ

閉じ込められた時間のように
侵しがたきその神秘
清廉さに打たされて
今暫しだけ 時忘る

来る戦は密やかに
だけど確かに来たるるが
今は暫し 休みたれ
ユグドラシルに抱かれて