即興詩 †蝋燭揺らめく夜の唄†

蝋燭ゆらり ゆらゆらり
真紅の花を 花開かせて
落ちる 落ちる 落ちていく
ゆらり ゆらめき ゆらゆらり
深紅の闇に しとしとと

冷たい焔に身を焼かれ
焦がれ焦がれて焦れるまま
身をくねらせてはまた一つ
夜を数える程 紅(こう)仄か

目を閉じれば常闇の淵
目を開ければ深紅の闇
ゆらゆらゆらり ゆらゆらり
鬼火揺らめき 煌(こう)仄か

親愛なる闇の底
深淵なる夜の底
朝も明日も見失う程
ゆらりゆらめき彷徨う標