即興詩 †仮初めの夜†

仮初め紡いで一夜の褥
明日を頼りに手繰り寄せ
幻想に偶像に縋る夜
惑い惑いて彷徨う虚空

一夜の幻 一夜のまやかし
縋り縋って手を伸ばす
闇の褥と闇の閨
虚無は幻に包み込み

それは真か偽りか
口を噤めば同じ事
一欠片の真頼りに
今宵も一人沈み込む

寝物語の夜伽の響き
心溶かして絡め取る
ただただ縋る一夜の標
幻像願望縋る夜