即興詩 †歪なロンド†

それは甘美な夢でした。
とても甘美な夢でした。

余りにも幸せ過ぎて、少女は。
覚めたくないと、心から、心から、願ったのでした。
それでも、起きてしまった事に絶望し。

ややあって、少女は。
起きながらでも、夢は見れると、気付いたのでした。
現を夢に、夢を現に。
裏返し、すり替えて、そうして、少女は。
二度と覚めない夢を、紡ぐのでした。

巡り巡る輪廻の中で、永遠に。
それは歪なロンド。
覚め得ぬ、夢。