即興詩 †積み上げ、罪挙げ、辿り着け†

見せたくないもの程、見せたくなる。
見せたいもの程、隠してみたくなる。

仮面をはいでもまた仮面。
何枚も何枚も重ねてる。
その奥には、きっと、何もない。

だから私は問いかける。
貴方は何処まで私に近付けるの、と。

私は未だに近付けない。
鏡に映しても写らない。
鏡に触れても触れない。
私は未だ辿り着けない。

貴方は近付けられる?
貴方は見付けられる?
貴方は触れられるの?
貴方は辿り着けるの?

ブロックを、一つ一つ
重ねて、積み上げて。
築き上げた、なら?
それは何に、なれるだろう?

賽の河原の、そのほとり。
貴方は幾つ、重ねるだろう?
私は幾つ、積み上げるだろう。
積み上げ、罪挙げ、辿り着け。

夜のしじまの、戯言。