即興詩 †夜更けのロンド†

夜が来る、平等に。
夜が来る、平常に。

夜、は。
母の胎内の安らぎではなくて。
薄情な女の、子守唄…

そうして、夜が更けて行くというのなら。
果たして今日は、何を為したというのだろう。
何を、残したというのだろう。

ああ、ほら。
一日が終わる。
終って、沈んで行く。

早く早く早く。
さあ。
手繰り寄せて、辿り着け。
見失うな、見誤るな、見限るな。

貴方は一体、何を成す。
私は一体、何を請う。

闇に請い、請い焦がれ。
闇に恋い、恋い焦がれ。

果て無き深淵、覗いたならば。

常世の闇の、そのまた向こう。
絶望の顎の、そのまた向こう。
正しき絶望の、広がる先を。

ほら、早く辿り着け。
手を伸ばせば、届くのに。
その手に、入れられるのに。
ほら。

救いを求めては、届かない。
救いを求めては、辿り着けない。
ただひたすら、請いなさい。
そうしてただ、追いなさい。