即興詩 †遠き日の幻想†

世界を作れると信じてた
世界を守れると信じてた
幼く愚かなあの頃

お金なんてない
喧嘩なんてない
悲しみなんてない
理想郷を夢見てた

ね ホントよ
ずっと信じてたの
みんなが笑顔で過ごせる世界を作れるって
鎖国のような世界だけど
理想郷を作ってみせるって
そう願ってたのよ

愚かなほどに幼かった
愚かなほどに純粋だった
でもそんな愚かさが……
堪らなく愛しいね

今ではそんな事馬鹿げてて
夢見る事もできない
信じてたのも確かに私だったのにね

『完全』を夢見てたのよ
そんな世界を作るのは神様だって無理なのに

みんなで自分にあった仕事をして
美味しい物を食べて
笑って 遊んで 寝る
それが全てのまま事のような世界……

そんな事を夢見てた事すら忘れてたよ
何でかな……?
でも確かに夢見てたのよ
そんな楽園を作ってみせるって

哀れなほどに愚かだったね
その愚かさが何故かすこうし悲しいよ……