即興詩 †full moon†

月の光が満ちて 人は狂える
沸き上がる欲望に身を委ね
バッカスの足元に跪く

眼下の饗宴を月は冷ややかに見下ろして
森の奥よりいでし地精は微かな笑みを浮かべて見守る

月の光りが満ちて 人は騒げる
月の妖しい光の中に全てを曝け出し

月が中天に輝く頃にはそら
饗宴の渦は胸に深い爪あとを残している